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目に関する基礎知識
毎日使い続けている私達の"目"。毎日のことだけど、わからないことって結構いっぱい。レーシックの手術を受けるのならば、知ってて損のない情報をまとめてみました!
物が目の前に飛び込んできた際に、条件反射で目を閉じてしまうことからもわかるように、まぶたは私達の目を外部から守る重要な役割をしています。
また、まぶたには目に大事な涙を分泌させ、運び出すという大切な役割があります。
まぶたの内側にある涙腺から、栄養や酸素を供給することのできる涙を眼球全体に行き渡らせることができるんです。
角膜や水晶体には血管が通っていないため、酸素や栄養が直接血液の流れによってこれらの部位には運ばれません。
よって、まばたきにより、外の情報を手に入れる目という大事な部分を保護するだけでなく、栄養などを供給して目の健康を守っていることになりますね。
また、視力が悪い方で眼鏡やコンタクトレンズを準備されていない場合、まぶたをほぼ閉じて目を細めることで物を観察しがちです。
目を細めることで物が見え易くなるのは、小さな隙間からの光(情報)だと焦点を合わせやすくなるためです。
しかし、このような行為は目の筋肉を疲れさせるだけでなく、眼球を押しつぶすために近視を促すという作用もあるので避けるようにしましょう。
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角膜は直径約12ミリ、厚さ約0.5ミリほどの膜です。
レーシック手術で厚みを測定することからわかるように、個人によって角膜サイズにもばらつきがあります。
角膜があまりにも薄いと、目の内側からの圧力を支えることができずに円錐状に目が突起してくることがあるため、レーシック手術には角膜測定が欠かせません。
角膜は、目の外側を覆い外部からの刺激などから大切な目を守る役割だけでなく、光を屈折させて網膜上に焦点が合うように調節する役割も果たしています。
レーシック手術に興味があってすでに調べた方はもうご存知のはずですが、レーシック手術ではこの角膜部分にレーザー照射を行なって屈折度を変え、視力矯正を図ります。
この厚さ約0.5ミリの膜には、なんと5層にも及ぶ層が含まれていて、各層で大事な役割を担っています。
一番上の層の角膜上皮は再生能力があるため、フラップレスレーシックと呼ばれる、角膜の再生を待ってフラップが剥がれるのを防ぐ手術では頼りにされている部分です。
しかし、下層のほうでは再生能力が非常に低いため、外傷を負うと長い不便な生活を送ることもあるので気をつけたいところですね。
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毛様体筋と呼ばれる筋肉は、水晶体の厚みを調整するために大事な役割を果たしています。
近場の物を観察する際には、毛様体筋が緊張して水晶体が厚みを持ちます。
書物など、細かな文字を見るのにこの筋力を酷使してしまい、疲労をためてしまう方が多いようです。
現代社会では特に、本、コンピュータのスクリーンや携帯電話などを目の近くに保つことが多く、筋肉がずっと緊張することになります。
毛様体筋が硬直化してしまうと、水晶体の厚みを替えて遠近の物体に合わせて即座にピントを上手く合わせることができなくなります。
対して、遠くの物を観察するには毛様体筋がゆるみ、水晶体が薄くなります。
よって勉強や仕事の合間を見て目を休めるために遠くを見たほうが目に良い、というのは本当なんですね。
視力トレーニングと呼ばれるような視力回復術はこの毛様体筋の緊張をほぐすことで慢性的疲れ目を回避し、良好な視力を安定的に保つことを目的としています。
まずは自分でできる、遠くの物を見て目を休める方法で目の緊張をほぐしたいですね。
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5ミリほどの厚さにもなる水晶体は、小さな細胞が約1000層にも重なり、規則正しく配列することで独特の透明性を保っています。
本来なら透明な水晶体ですが、白内障やその他の目の病気で濁ってしまうことがあります。
普段は角膜に覆われて外部から守られている部位ですが、傷が深いと薄い角膜を貫いて水晶体部分まで影響を及ぼすことがあります。
水晶体は、光の焦点をうまく網膜上に合わせるために重要なレンズで、物体が遠くにあるのか、近くにあるか、によってレンズ厚さを調節します。
角膜も水晶体も、外からの光を上手く屈折させて網膜に情報を伝達するのに重要な役割を果たしているため、外傷を負うと視力低下を招くことがあるそうです。
物理的にダメージや炎症が原因で水晶体に傷がつくことがありますが、その程度がひどかった場合には視力低下だけでなく、水晶体が濁ってしまうことがあります。
この場合、物が見えづらくなるため、手術により人工水晶体に入れ替えることができます。
レーシック手術では触れられることのない部分ですので、手術中に直接水晶体に傷をつけられる心配はありません。
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網膜は私達の視力になくてはならない部分です。
非常に薄い透明な膜で、多くの神経が張り巡らされている部分でもあります。
厚さ0.3ミリ以下の非常に薄いこの膜には、実に10にも及ぶ層から成っており、光の明暗だけでなく、色などの情報を素早くキャッチします。
目に光として入ってきた情報は、角膜や水晶体を通して上手く屈折されて網膜に映しだされ、視神経を通って脳に情報が送られていきます。
毎日の何気ない生活で、このような目から脳へのコミュニケーションが行われているなんて、なんだかフシギな感じがしますね。
また、細かな血管も通っている網膜、高血圧などが一因となり炎症などが起こることもあるため、高血圧・糖尿病の方はかかりつけの眼科医を見つけておくと良いでしょう。
網膜の一部が破れてしまうと、情報が上手く映しだされずに、見ている人にとって黒い影のようなものが視界に入るようになります。
網膜損傷は早期発見・治療で進行を止めること、もしくは元々の状態に近いところまで治すことができます。
目の内側にあり、外部の刺激から守られている網膜ですが、その損傷にも気づきにくいという点がありますので、定期的に眼科での検査を受けたいものですね。
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私達が無意識に分泌する涙には、栄養分、酸素、免疫物質などが含まれています。
ドライアイと呼ばれる、涙が不足した状態になると、疲れ目の原因となる他、目のゴミなどを除去できずに目に傷を付けることになります。
また、網膜に届ける光の屈折にも大きく影響していて、特に乱視の方のためのコンタクトレンズと目の間を密着させるという、大事な役割を果たしています。
さらに、感染症などのリスクも大きくなるため、人工涙などで細くしてドライアイを防ぐ必要があります。
レーシック手術でも合併症のひとつとしてあげられるドライアイですが、涙の量がなぜ角膜手術に影響されるのでしょうか?
これは、フラップ作成により角膜の働きが鈍くなることにあるそうです。
通常なら目の乾きを感知した角膜はまばたきの信号を送るのですが、その感知が遅れて瞬きの回数も減り、涙で潤う回数が減ってしまうんですね。
もちろん角膜の回復とともにこれらの機能も元に戻るため、合併症としてのドライアイは半年ほどで改善されるといわれています。
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近視は、角膜と水晶体を通ってきた光が上手く網膜にたどりつけずにその手前で像ができてしまう症状です。
焦点のあっていないプロジェクターから想像がつくように、焦点のあっていない像の情報を受け取っている近視の方は、ぼやけた像として物を観察します。
しかし、近場の物に関してはかろうじて観察することができるため、本やテレビ・パソコンのモニターなどにぴったりとくっついてしまう癖がつくことがあります。
成長とともに眼球も成長変化が加わるため、近視の方の成長期には視力が大きく低下し、眼鏡やコンタクトレンズの買い替えを余儀なくされます。
一方で、近視は治療の必要な病気とは見なされないため、コンタクトレンズや眼鏡の購入はもちろんのこと、視力矯正手術などにも健康保険が適用されません。
さらに、近視の度合いによっては、強度近視、最強度近視と呼ばれ、これらのカテゴリーに入ると網膜はく離などの目の病気のリスクが高くなることも知られています。
日本では実に人口の半数以上が近視であるといわれていますが、近視が進行すると経済的負担だけでなく病気の可能性も大きくなる、注意の必要なものなんですね。
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老視(または老眼)は、近視・乱視・遠視に見られるような"屈折異常"とは違い、目の筋力の衰えにより生じる視力低下です。
水晶体の弾力性が年をとるとともに衰えるため、近くの物を見る際に毛様体筋の働きによって厚みをもたせようとしても水晶体がうまく反応できなくなるそうです。
無理をして見ようとすると、目に疲労をためこみ、肩こりなどの原因となるので、無理をして小さな文字を読むことのないようにしましょう。
老視のための眼鏡なんて、年を一気にとってしまったようで毛嫌いをする方もいらっしゃいます。
また、矯正器具を使っていると近くの物を見ることができても遠くの物を見ることが困難になるため、さらに眼鏡の使用を嫌がる方が多いようです。
眼鏡がどうしても嫌な方は、コンタクトレンズもありますし、手術により角膜下に直接レンズを入れてしまうことも可能です。
レンズを直接入れる方法では、片目にだけリングをいれることで、近くの物体も遠くの物体も見るのに不便を感じることのないようにします。
眼鏡やコンタクトレンズをかけたりはずしたり、洗浄や取り外しの不便さに悩まされずに、快適な生活をこの手術では望むことができるんですね。
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初期症状が視力の低下であるために、近視と勘違いされやすい乱視。
診断を正確に行うには眼科医にてみてもらう必要がありますが、多くの方が初期の段階で眼鏡店での簡易な視力検査で済ませてしまいます。
乱視を補正するためのレンズを用いないと、さらに乱視が進んでしまい、通常の眼鏡でも視力矯正が困難になることがあります。
網膜や水晶体の歪みが原因で光が上手く網膜上の一点に集まらなくなり、物が幾重にもなって見えてしまうのが乱視の特徴です。
乱視が進行すると、距離感がつかめないために、運転に支障が出たり、日常生活にも支障が出るようになります。
このような状況に陥らないようにするためにも、定期的に眼科医に目の状態を診てもらい、乱視の症状があるようなら早期に対処してもらうようにしましょう。
誰もが生まれながらにしてある角膜や水晶体に多少歪みがありますが、実は、物理的に目に傷がつくことで乱視になってしまうこともあります。
後々後悔をしないように、危険な作業がある場合には保護メガネなどを利用してしっかり健康な目を守りたいですね。
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網膜と水晶体の距離が通常よりも短いために像が網膜の向こう側に結ばれてしまうのを軸性遠視と呼びます。
近視と同様、屈折異常のひとつで、いくつか遠視の種類がありますが、網膜の向こう側に焦点があるという点が、物を上手く観察できない原因です。
遺伝要素が大きいとされている遠視ですが、乳児期は遠視が多く、それが正常の視力となり、近視となる、という方が多いそうです。
通常、近くの物を観察するとき、毛様体筋の働きによって水晶体が厚くなります。
視力が良好な目ではこの働きが遠くの物を見る際には働かないのですが、遠視ではこの機能が遠くの物を見る際にも働きます。
よって、物を観察するのに常に毛様体筋を緊張させていることになり、目に疲労がたまりやすくなるわけです。
そのため、やがて物を見るのが苦痛になり、授業や作業に集中できないことがあります。
お子様の場合、小さい頃からこのように見えているために視力の異常を訴えることがなく、小学校での生活を始めてしまうことがあるようです。
視力測定を行う機会を作り、お子様が学校を楽しむことができるように準備をしてあげたいですね。
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レーシックはコンタクトよりも安いと思っていながらもなかなか手術に踏み込めないという人もいるでしょう。
『コンタクトがあるから~』とわざわざ手術しなくてもいいと思っている人も多いでしょう。
しかし、コンタクトはこの先一生ずっと使えるとは限らないんです。
《コンタクトが一生使えなくなるかも知れない理由とは》
●角膜内皮細胞が減ってしまう・・・
角膜は5層になっており、一番内側に角膜内皮細胞というものがあります。
この角膜内皮細胞はにごりを防止する働きをしているんですが、加齢や酸欠などでどんどんと減ってしまっていきます。
特に、コンタクトを使用する人の場合は裸眼の人と比べると、多く減ってしまいがちなんです。
そうなると、コンタクトを使用できないどころか、見えにくくなるなどの視覚障害を起こしてしまうこともあるんです。
●使用時間など守らないことで眼病になる人が急増している・・・
コンタクトの種類によってそれぞれ使用時間や方法などが決まっています。
しかし、急な残業や、1日中お出かけ等で、規定の使用時間を超えることも多いのではないでしょうか?
眼に直接密着してしまうコンタクトは負担も大きくなってしまいます。
中には、角膜炎や潰瘍ができてしまい手術しなければならなくなったという人もいるんですよ。
《コンタクトが使えなくなってからレーシックでは遅い!》
それなら『コンタクトが使えなくなってしまってからレーシックを・・・』と考える人もいるでしょう。
しかし、レーシック手術は必ず誰もが受けられる訳ではありません。
コンタクトを使い続けたことでレーシックが受けられなくなることもあります。
またなにより、レーシックするなら早い方が無駄にコンタクトにかかる費用を抑えることができてお得ですよね。
福岡のレーシック人気ランキング上位のクリニックは無料にて適応検査を受けることができます。
まだ手術するかどうか迷っている人も、まずは気軽に受けてみるのがおすすめですよ。
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